胃の中で体温を診て、電波を発信

ISHIN DENSHIN

牛体温監視システム

胃診電信

胃診電信®は、
胃の中でずっと
温度を測ります

胃診電信®は、ウシの第一胃(ルーメン)の温度を常時計測するため、
利用開始時に対象となるウシに無線温度センサを飲ませます。
センサの投入は1度だけ、投入にかかる時間も1分ほどで
ウシへの負担も少なく行われます。

投入した無線温度センサは胃の中から5分毎に24時間365日、
約5年間に渡り体温データを送信。
日々の自動検温を行う事により、ウシの健康状態を『見える化』。

「健康な牛づくり」から「医療費の削減」・「牛個体の健康管理」を
ご支援するクラウドサービスを提供します。

胃診電信®は挙動に現れる前の体温の上昇をお知らせし、
いち早く対処を行うことを可能とします。
また分かりやすくグラフ表示されていることで
一目で感覚的にウシの異常を知ることが出来るため、
どのような方にも簡単にご利用いただけるようになっています。

胃診電信®
ご利用イメージ

無線温度センサから送信された温度データは、牛舎内のアンテナ受信装置・中継装置を経由、 終端受信装置からインターネットを経由して、クラウド上のデータセンターに送信&蓄積します。

胃診電信®が届けられること

  • 発熱

    目視では見落とすような発熱を
    早期検知

  • 低体温

    発熱だけではなく体温の低下も
    早期検知

  • 発情兆候

    発情サイクルによる体温変化から
    発情があったことを検知

  • 分娩

    分娩に伴う体温変化を捉え、
    24時間以内の分娩を検知

  • 給水回数

    給水によるルーメン温の変化から
    給水回数をカウント

  • 起立困難

    急激な体温変化などから
    起立困難に陥ったウシを検知

手間要らずな自動検温システム

第一胃(または第二胃)に留置した無線温度センサから、5分毎に温度データを
クラウドへ送信・蓄積し、システムで監視します。

24時間365日継続して、5分毎に体温監視を行います。

日内の変化、ここ数日の変化、1週間の変化など健康管理に役立つ体温変化のグラフを
スマートフォン等でいつでもどこでも確認できます。

平常時と異なる体温変化をメールやアプリへの通知でお知らせします。

牛の健康状態をルーメン温の変化で検知

高温、低温、給水回数の異常を検知し、通知します。
対処が必要なウシをピックアップし、早期疾病対策を支援します。

健康状態監視の一部として、
乳牛や繁殖牛の発情兆候・分娩時期検知をメールで通知します。

ICT技術により畜産農家経営を支援

ウシの健康を維持することで収益の安定・増加につなげます。
多忙な労働の軽減・省力化のお役に立ちます。

手のひらに牧場があるかのように、
いつでもどこでも状態確認が出来て安心です。

ワクチン接種時など事前の直腸温検温の労力削減、
牛舎の見回り省力化、事故・疾病率低下のお役に立ちます。
ストレスを受けやすいウシの負担も軽減されます。

NEWS

よくあるご質問

  • 胃の中にセンサを入れることによるウシへの負担は?

    重さ130gのセンサの投入にかかる時間は1分足らず。牛の扱いに慣れた農家さまであれば容易に投入出来ます。

    誤って飲み込んだ針金などを吸着させる磁石を胃に投入して使われていますが、それと同様でウシに対する負担はごく小さなものです。

    センサ投入にかかる時間はご覧の通り20秒ほど。

  • 5年間以上飼育する場合は?

    約5年でバッテリ切れを迎えますが、その場合は追加でセンサを投入することで、胃診電信®で健康管理を行うことが出来ます。

  • 胃の中のセンサは出てこない?

    第一胃、第二胃から先の器官へ進むことはなく、便として排泄されることはありません。

    ただし、ごく稀に給餌飼料の変化などの際に、反芻と同時に吐き戻す例が確認されています。管理センターで吐き戻しの検知をしていますので申し訳ございませんが、新しいセンサを再度投入していただきます。

  • 子牛にもセンサは使える?

    6ヶ月齢以降での利用をお願いします。

    生まれて間もない頃の第一胃は、1リットルにも満たない大きさで生育にしたがい徐々に大きくなり、200リットルほどに達します。ウシにとってのエンジンとも言える第一胃は非常に大切な器官であり、その成長に影響を与えることが少なからず懸念されるためです。

  • 初期投資のコストは?

    飼育頭数、牛舎サイズ、牛舎数によっておおむね決まります。現地調査の上、牧場に合ったお見積りをさせていただきますが30~100頭の場合、最小構成で60万円程度になります。

    ウシから発信されるデータを受信するアンテナは1台で150頭程度、アンテナの受信範囲は半径50m程度という指標で考えます。

  • 初期投資以外にかかるコストは?

    ウシ1頭毎に投入する「無線温度センサ」は無償で提供します。センサ1台毎の登録時に 2,600円の初期登録費用をいただきます。以降はウシ1頭毎に月々500円の利用料がかかります。ランニングコストはこれだけで、データの管理費などは不要です。

  • インターネット回線は必要ですか?

    インターネットを介して、データをクラウドへ送信しますのでインターネット接続は必須になります。

    事務所やご自宅が牛舎と近い場合、利用中のインターネット回線をご利用いただくことが可能な場合もあります。一般的な携帯電話の電波が安定して届く環境の場合、市販のポケットルータをご契約いただくだけでもご利用いただけます。(※携帯電話のキャリアは問いません)

  • 収集されたデータはどのくらいの期間保存され、参照できますか?

    理論上いつまでも参照することが出来ます。

    蓄積されるデータにはルーメン温、外気温、治療・繁殖データ等、自動収集データだけではなく、入力されたデータもあります。出荷・廃用となったウシのデータも削除致しません。